東北大学金属材料研究所大洗センターでの施設利用共同研究を実施!

中瀬研では、施設利用共同研究を多数実施しています。東工大内では実施できない実験、例えば放射光実験、加速器を用いた照射試験、放射性同位元素(RI)合成とその利用等を、積極的に外部の研究所や大学の施設利用で実施をさせていただいています。課題申請、ヒアリング、実験前の申請などなど、事務手続きがたくさん増えてしまいますが、それでも実験の楽しさには代えられません。

今回は、東北大学金属材料研究所大洗センターに、東北大学白崎先生、東工大からは中瀬とファウジアさんで参加しました。

http://www.imr-oarai.jp/

今回は、マイナーアクチノイドと呼ばれる元素の、Am(アメリシウム)の抽出実験を実施しました。現在分離に関する研究はいくつか展開中ですが、今回は抽出のみならず、これをケモインフォマティクスに展開するために重要なデータ取得です。


近年、日本ではアクチノイド化学人材がどんどん減っています。少しでも実際のRIを用いた化学実験、研究に携わったことのある人材の育成は急務だと思います。福島関連研究でもアクチノイド人材は重要になるでしょう。

最近人手が増えてきたので、抽出剤の有機合成も本格的に再開し、最近強化しているインフォマティクスもテコ入れして、中瀬研のテーマである「デジタルを駆使した原子力イノベーションの達成」目指します。(いかに少ない手数でアクチノイド実験結果を得るか。いかに効率的に目的の分子を見出すか)

なお、大洗の後、ファウジアさんと白崎先生は大洗に残り、中瀬は別研究のために金研アルファ放射体実験室で実験させていただきました。

http://alpha.imr.tohoku.ac.jp/

このように東北大学の皆様には本当にお世話になっており、いつも心より感謝しています。今後ともよろしくお願いいたします。施設を利用させていただいたからには成果を上げるべく、一同、頑張りたいと思います。