人形峠環境技術センター(JAEA)へ見学・研究議論に行ってきました。
https://www.jaea.go.jp/04/zningyo/
京大山村朝雄先生が代表の原子力システム研究開発事業の中で、東工大では抽出剤開発と、サイクル諸量評価を担当しています。サイクル諸量評価ではサイクルの上流から下流までをいま一度よく結節させ、理解した上で精緻な解析を行っていきます。そのためサイクルに関する多拠点を訪問し、見学と議論を行わせていただいています。
今回は、フロントエンド(採掘、濃縮、転換など)と、さらに核関連施設の廃止措置これに伴い発生するクリアランス金属などについて勉強させていただきました。破格のご対応をいただきました原子力機構の関係者様には心より感謝いたします。 とても熱い議論を交わさせていただくことができました。
構内では様々な施設見学をさせていただき、課題に対する意見交換や、バックエンドについての非常に有意義な研究議論も行うことができました。
特に製錬転換施設ではウランの製錬及び転換に関する技術開発のご知見、装置解体後の廃棄物管理や、閉山に伴う処理についてのご知見など、現在および今後の中瀬研での研究とも強く関連する多くの意見交換ができました。
見学では見学用の坑道も訪れることができました(一般見学が可能な場所です)。坑道内は見学用に整備されていますが、当時の採掘の現場を実感することができました。
↑ブラックライトで照らすと6価のウランは蛍光を発します。実はこれは、岩石に入っていたそのままの姿ではなく、溶出と再結晶化などをへた2次か3次鉱物とのこと。
遠心機のクリアランスメタル↑
↑ウラン鉱床発見の記念碑。相当な苦労のすえに発見されたとのこと。 そのご苦労に頭が下がります。
令和3年に国からの認可を受けて、現在は廃止措置実施中となる人形峠鉱山。廃止措置完了となる前に見学議論ができた大変貴重な体験にもなりました。
人形峠までの道のりでは魅力的な播磨、中国地方の風景を楽しむことができました。
中瀬研のさらなる研究アクティビティの加速が期待されます!社会との結節、重要な課題の解決につながるような研究展開を意識していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
草々